硬い。硬い。硬い。
拒絶したいのに、私の深淵がそれを求めている。 冷たい先端が、粘膜を、理性を、物理法則をこじ開けてくる。
…あ、あ、奥まで。
溢れ出す。 黒い液体(インク)が。私の内側で。ドロドロに。
混ざる。溶ける。汚される。 私はもう、私ではいられない────。
※編集部注釈
編集長がブラックホールにボールペンを吸い込み噛み砕いただけです。
現在、インクまみれでパニックになっています。編集部のだれか。至急、雑巾を持ってきてください
(パセリ淳之介)

硬い。硬い。硬い。
拒絶したいのに、私の深淵がそれを求めている。 冷たい先端が、粘膜を、理性を、物理法則をこじ開けてくる。
…あ、あ、奥まで。
溢れ出す。 黒い液体(インク)が。私の内側で。ドロドロに。
混ざる。溶ける。汚される。 私はもう、私ではいられない────。
編集長がブラックホールにボールペンを吸い込み噛み砕いただけです。
現在、インクまみれでパニックになっています。編集部のだれか。至急、雑巾を持ってきてください
(パセリ淳之介)

しゃべらない。動かない。何も考えない。
それでも編集部の全員が「編集長の指示なら」とうなずいてしまう、不思議な毛玉。カラフルでもふもふ、だけど中心にブラックホールを内蔵。
編集会議では存在するだけで、だいたいの議題がまとまる(ような気がする)。
得意技:誰にも見られずに“そこにいること”。不意打ちで卑猥な念を飛ばしてくる。